加藤 泰弘かとう たいこう
対応エリア:
香川
- 生年
- 1985年
- 出身
- 香川県高松市
- 所属
- 四国八十八ヶ所霊場 第八十三番札所 一宮寺
- 経歴
- 関西の大学を卒業後、京都で修行しUターン
- 資格
- 真言宗 御室派 僧侶
- ガイド内容
- 写経体験、護摩供、境内案内
- 対応フィールド
- 四国八十八ヶ所霊場 第八十三番札所 一宮寺
- 対応シーズン
- オールシーズン
- お客様へ一言
- お寺は信仰心のある人だけが訪れる場所ではありません。特別な信仰心がなくても、まずは足を運んでみてください。境内をぐるっと歩いているうちに、もしかしたら小さな気づきや発見があるかもしれません。お友達とカフェに行く感覚でお寺にも来てみませんか?
一歩境内に入ると初めに目に飛び込んでくるのは、手入れの行き届いた美しい植木や庭石。その真ん中には、境内を悠々と見渡すかのように大きなクスノキがそびえ立っています。
四国霊場第83番札所「一宮寺」の副住職の加藤さんは、この境内で育ってきました。今では夏になると、我が子と一緒にセミを追いかけたりすることもあるそうです。
境内には四国霊場ではおなじみの本堂と大師堂の他に、先々代の時代に建立したという立派な護摩堂が。
護摩堂では毎月28日に、お願い事を書いた木札をお不動様(不動明王)の炎で焼き、成就するよう祈願する「護摩供」が開催されます。その日は多くの人が護摩堂に集います。
燃えあがる炎と読経の声と太鼓の音が見事に融合し、心なしか自身の心臓の音もいつもより高鳴り、心が昂ぶっていくような・・・不思議な気持ちです。
隣の大師堂では、予約なしでいつでも写経体験ができる事も一宮寺ならでは。初めての人でも体験しやすいようにと、椅子と筆ペンを用意したのは加藤さんのアイデアです。ふらっと訪れて読経をBGMに、ただひたすらに手元のお経に向き合い、集中し、時間を忘れて没頭する。何かと忙しい現代人にとっては贅沢な時間かもしれません。
お寺は元々、地域の人たちが寄り集まれる公民館のような役割だったり、寺子屋のような子どものための教育の場だったといわれます。その機能を取り戻したいと加藤さんは言います。
「お寺に来るきっかけは写経でも護摩供でも何でもいいんです。何なら境内を散歩するだけでも構いません。お寺に足を運び、顔なじみの人と近況を話したり、時には一期一会の出会いもあるかもしれません。人々の居場所になるようなお寺でありたいと思っています」
そんな加藤さんの思いが、馴染みのご近所さんでも、一見さんのお遍路さんであっても、訪れる人を温かく迎え入れてくれる雰囲気を作り出しているのでしょう。
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駐車場に面した西門
丁寧に手入れされた美しい境内
境内の中央にそびえ立つクスノキ
大師堂の一角に設けられた写経道場
予約不要でいつでも写経ができます
逸話の残る「地獄の釜」
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