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山口 龍法やまぐち りゅうほう

対応エリア:
香川

地域産業 伝統文化 観光名所 歴史

対応エリア 香川
生年
1967年
出身
香川県高松市
所属
高野山讃岐別院 運営委員会 役員、西光寺 副住職
経歴
16歳から8年間高野山で修業を積み僧侶に
資格
高野山真言宗 僧侶
ガイド内容
写経体験、写仏体験、朝勤行体験、護摩供、境内案内
対応フィールド
高野山讃岐別院
対応シーズン
オールシーズン
お客様へ一言
讃岐別院では、毎月28日に護摩加持祈祷法会をおこなっています。木造の建物の中で護摩を焚き上げ、みなさんの願い事をお不動様にお伝えします。狭いお堂の中は香料の香りと太鼓の音が響き渡り、炎の灯りに照らされてちょっとした異空間になります。そこに身を置くだけでも、何か感じることがあると思います。是非一度お越しください。

高松市内で先進的な取り組みに挑戦し続けているお寺があります。2018年に創建100周年を迎える高野山讃岐別院です。
讃岐別院は、檀家をもつお寺ではなく、訪れる参拝者の寄進や祈祷料によって運営されているお寺です。

昨今、仏教離れの影響もあり、お寺の経営が難しくなってきているという情報を耳にするようになりました。
そのような時代ではありますが、お寺は古くから地域の集会所のような役割や子どもの教育の場ともされ、その存在価値が改めて注目されている側面もあります。
四国遍路という文化が根付く地で、お寺や仏の教えそのものへの関心を取り戻そうと奮闘している僧侶のひとりが、讃岐別院運営委員の山口さんです。

山口さんは、高松市香西本町の西光寺に、3人兄弟の長男として生まれました。今思い返せば、生まれた時から将来は僧侶になることが決められていたようだったとのこと。
「祖父(当時の西光寺住職)がとても厳しい人でした。物心ついた頃からお経をあげていましたし、食事の作法ひとつにしても厳しく指導されたことを今でも鮮明に覚えています。ある種の刷り込みだったように思いますね(笑)」
それでも、修行を積み真言宗の教えに向き合ううちに、その奥深さに魅了されたそうです。

世の中の出来事には、ある一定の法則があるようだと山口さんは言います。
「太陽が東から昇って西に沈み、翌日にはまた同じように東から昇って西に沈む。全ては循環しているのです。それは、天体の話だけではなく、例えば食事の時のお箸の上げ下げひとつにも見られることなのです」と。
食事の作法も、仏の教えに基づいて紐解いていくと、自然に対する作法につながるのだとか。とは言うものの、お話を聞いただけではなかなか実感はできません。
讃岐別院では、「写経×食事」「護摩供×食事」というような企画がしばしば開催されます。珍しい取り組みのように見えるかもしれませんが、真言宗の基本的な考え方を気軽に体感できる工夫がされたイベントで、「体験を通して、自然の摂理や仏の教えを身近に感じて欲しい」という山口さんの思いが表れています。

人は誰しも弱い部分を持っているものです。ふと何かに助けを求めたり、すがりたくなる時もあるでしょう。
そんな時には思い出してください。毎朝のお勤めや毎月の護摩加持祈祷法会で、広く門を開いてあなたの訪れを待ってくれている、高野山讃岐別院というお寺があることを。

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