藤澤 延子ふじさわ のぶこ
対応エリア:
香川,愛媛,徳島,高知
- 生年
- 1940年
- 出身
- 大阪府
- 所属
- 株式会社アトリエ香川(一期一会の会)
- 経歴
- 高校卒業後バスガイドとして勤務。その後先達に。
- 資格
- 四国八十八ヶ所霊場会公認権中先達、小豆島霊場会公認権少先達
- ガイド内容
- 四国八十八ヶ所霊場巡礼、四国別格二十霊場巡礼、小豆島八十八ヶ所霊場巡礼
- 対応フィールド
- 四国霊場
- 対応シーズン
- オールシーズン
- お客様に一言
- 時間を「過去・現在・未来」ととらえた時に、現在というのは本当にその一瞬だけなのです。みなさんが四国に来られたこの一瞬を、笑顔で未来に繋げられるように、「ありがとう」の気持ちを大切に四国遍路をまわってみてください。
かつてバスガイドという職業が女性の憧れの的であった時代に、人気ガイドとして活躍していた藤澤さん。
丁寧かつ遊び心溢れるガイドっぷりは、そのうち訪問先のお寺の住職からも支持されるようになり、次第に四国霊場の案内が増えていったそうです。
ご自身も大の旅行好きで、弘法大師が修行に訪れた海外の地も、数多く訪問しています。
藤澤さんから語られる世界各地の漫遊記に耳を傾けつつめぐる遍路旅は、なかなか他ではできない体験です。
長くガイドをしていると、稀につらい場面に遭遇することもあります。
「東日本大震災の時に、ちょうど東北からお遍路に来てたお客様がいて。帰ろうにもなかなか帰れなくて、大変な思いをされたお客様もいました。それからも繰り返し四国に来てくださっているのですが、お顔を見るたびにホッとしますよ」と、少しだけ目を潤ませながら当時のことを話してくれました。
藤澤さん曰く、「お遍路は人生の縮図だ」と。
数日間、寝食を共にしていると、個々の悩み事や困りごとを打ち明けられることも多く、初めはひとりの方とお話していたはずが、どんどん輪が大きくなって気が付けば大円団になることもしばしば。
毎回あたりまえのように人の出会いと別れがあり、最後にはみんなが手を振りながら笑顔で日常に帰っていく。その瞬間が一番嬉しいのだと。
「お互い年は重ねていきますからね。また会えるといいなと思いながら手を振るんです」
同じルートを辿っても、毎回違った旅になる。
藤澤さんのハリのある声が、今日も四国のどこかで響いていることでしょう。
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四国別格二十霊場第十九番札所「香西寺」
お遍路さんとの会話も一期一会の大切な思い出に。
参拝の前にお線香をあげるのもお遍路の作法。
音木を鳴らし、読経の音頭を取ります。
お遍路さんも心を込めて、先達の読経に続きます。
笑顔でバスに乗り込み、次の札所へ。
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