冨田 雅志トミタ マサシ
対応エリア:
香川
- 生年
- 1979年
- 出身地
- 愛知県名古屋市
- 所属
- 金剛禅総本山少林寺 宗務局 広報課 係長
- 経歴
- 地元の大学在学中に少林寺拳法に出会う。名古屋市役所(消防局)の勤務を経て、金剛禅総本山少林寺に入所。
- 資格
- (階級)僧階:大導師/法階:大拳士/武階:六段
- ガイド内容
- 金剛禅総本山少林寺の施設案内、演武の披露、坐禅指導など
- 対応フィールド
- 金剛禅総本山少林寺
- 対応シーズン
- オールシーズン
- お客様へ一言
- 少林寺拳法の背景にある金剛禅の思想は、生き方そのものにつながる教え。できるだけ多くの人に触れてもらいたいと思っています。できれば何度でも来ていただいて、より良い人生を歩むきっかけにしていただきたいです。
仏教に基づく教えと武術の技法が融合された少林寺拳法。世界各国に広がる少林寺拳法ですが、その発祥の地が香川県にあることは、それほど知られていないかもしれません。
少林寺拳法は戦後間もない1947年、香川県多度津町において創始者宗道臣が人としての道を説き始めたのが始まりです。多度津町の少林寺拳法の拠点は、現在世界40カ国、22万人いるとされる少林寺拳法の拳士達の故郷、そして修行の聖地として「本山」と呼ばれています。
この本山で、広報を担当しているのが冨田さんです。一般の方への広報や見学の受け入れを行いながら、本部道院で幅広い年代層に向けた教化育成を行うなど、日々布教活動に励んでいます。
冨田さんと少林寺拳法との出会いは大学の部活動。その修練の楽しさに魅了され、指導者になることを決意します。卒業後も少林寺拳法の修行を続け、公務員勤務を経た後に少林寺拳法の指導者育成の専門学校に入学。1年間の研鑽の後、金剛禅総本山少林寺へと入所しました。
勤務して10年以上経つ冨田さんですが、「少林寺拳法は、技法の修得度や優劣に関係なく、取り組むこと、関わること自体が今でも好きで楽しい」と言います。
何が少林寺拳法の魅力なのかと伺うと「技の修練と心の修練が一致しているところ」との答えが返ってきました。
「少林寺拳法は相手を倒すことを目的とするのではなく、自他の調和を図り、人々が平和で豊かに生きられることを目指すもの。」と語る冨田さん。二人一組で行う修練がコミュニケーション能力の向上につながるなど、あらゆる動きと精神的側面が連動しているのだそう。
「心の修練といっても、心だけを取り出して磨くことはできない。だから目に見える体の動作を通じて変えていくのが大事です。私も日々の修行や指導から受けとったものを、日常に活かすようにしています。」
日々の修練から学び続ける冨田さんの姿勢に、少林寺拳法の教えが体現されているように感じました。
少林寺拳法が扱う範囲は、運動や健康などの生理学的側面から生き方を含めた教育的側面までと幅広く、かつそれぞれが連動しています。来訪者への対応としては、歴史の説明や道場見学、演武観覧といった気軽なものから、年代に合わせた絵本の読み聞かせ、また少林寺拳法の技法体験・坐禅体験という本格的なものまで、ニーズに合わせてプログラムを組むことができます。
少林寺拳法と聞くと身構えてしまう人でも、まずは物見遊山気分で見学に行ってみる、最近流行りの坐禅だけ体験してみる、そんな風に自分の興味のあるポイントから少林寺拳法の世界に入ってみるのをおすすめします。
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来訪者に少林寺拳法の歴史や境内施設を案内します。
迫力ある演武が見られるのも少林寺拳法ならでは。
定期的に坐禅体験を行っています。
子ども達への絵本の読み聞かせも修練の一つ。
希望者は少林寺拳法の技法体験もできます。
演武とともに叩かれる太鼓は地元多度津町に伝わる多度津京極八幡太鼓を復活させたもの。
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