廣瀬 和美ヒロセ カズミ
対応エリア:
香川
- 出身地
- 香川県高松市
- 所属
- 茶の湯を楽しむ会 わびさびる 代表
- 経歴
- 高校生の時に茶の世界に入る。社会人になった後も研鑽に励み、2020年から活動を本格化した。
- ガイド内容
- 茶席、野点の開催
- 対応フィールド
- 香川県を中心に活動
- 対応シーズン
- オールシーズン
- お客様へ一言
- お茶は「大人の遊び」が感じられる場所です。「お茶」を通じて、日本の文化の楽しみ方を知っていただきたいと思います。
旅人のリクエストに応じてお茶会を開催する高松市在住の廣瀬和美さん。これまでにも神社やお寺、美術館、小料理屋やカフェなどでお茶席を開催しており、「茶室」に限定されない、特別なロケーションでのお茶席を演出するガイドです。
廣瀬さんのお茶席は、経験の多寡を問わずに参加できる間口の広さが特徴で、初心者でも熟練の経験者も、それぞれの経験や視点に応じて楽しめるものになっています。お茶の魅力は「大人の遊びに触れられること」と語る廣瀬さんは、「お茶席」という非日常の空間で生まれる会話に刺激を受けたり、花や掛け軸、道具などの解説から日本文化の新しい知見を得る経験を楽しんで欲しいと話します。
そのためお茶席では「会話をしやすい雰囲気づくり」を何より大切にしているそうで、初めてお茶に触れる人も気後れすることなく話ができるように、出席者に応じて話題を変え、場の緊張をほぐすための配慮に努めているそうです。
お抹茶やお菓子を楽しむだけではなく、生けた花の鮮度や風の流れ、気温や湿度といった自然の変化に気を配り、それに応じたおもてなしをするのがお茶の世界。「お茶は時間を相手にすること」と表現する廣瀬さんは、それぞれのロケーションや季節の変化を生かすようにお茶席を演出します。
「刻々と変わる自然を相手にしているので、気配りすることも多く、まだ自分が楽しむ余裕はないですね」と廣瀬さんは謙遜しますが、同時に「それがお茶の楽しさでもあります」と頼もしさも覗かせていました。
取材したお茶席でも、なごやかで凛とした雰囲気のなか、道具や掛け軸、花などの説明から楽しく話題が広がっていく様子が見られました。さりげない気配りと自然に生まれる会話の数々に、お茶席で少し緊張していた参加者の心も次第にほぐされていく、廣瀬さんのお茶席には、そんな力があるように感じました。
平安時代に中国から薬として日本に持ち込まれたお茶は、嗜好品として貴族や武家階級に広まり、安土桃山時代の茶人・千利休によって現在の「茶道」の姿が確立されました。
室町時代からの伝統を引き継ぎつつ、モダンの要素も感じられる廣瀬さんのお茶席は、屋内に限らず、リクエストがあれば屋外の野点(のだて)にも対応可能です。チャーミングで凛とした廣瀬さんが描くお茶の世界に、ぜひ触れに来てください。
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いろいろなロケーションでお茶席を開催可能(この日は萩寺で有名な高松市の最明寺)。
お茶席のテーマにあわせたお茶請けが提供されます。
水差しの蓋に蓮の葉を使うなど季節の演出が随所に。
気候に合わせた湯加減でサラリと立てられるお抹茶。
道具や美術品からも日本文化を感じます。
廣瀬さんはかな文字の書道家でもあり、自筆の書もお茶席を彩ります。
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