佐藤 浄圭さとう じょうけい
対応エリア:
香川
- 生年
- 1985年
- 出身
- 東京都
- 所属
- 総本山善通寺寺務所書記
- 経歴
- 大学時代には音楽活動に没頭。その後、ネパールの里親支援や子どもの支援をするボランティア活動にも関わる。
- 資格
- 真言宗善通寺派僧籍、図書館司書
- ガイド内容
- 総本山善通寺境内案内、お砂踏み道場等
- 対応フィールド
- 総本山善通寺
- 対応シーズン
- オールシーズン
- お客様へ一言
- 善通寺は境内が広くて自然が多く、まるで大きな公園のようなお寺です。大楠は近くで見ると圧巻ですよ。お砂踏み道場や戒壇巡りなど、いろいろな体験ができるお寺であることも魅力だと思います。
綺麗に剃髪された頭に、パッチリと可愛らしいお顔立ちの佐藤さん。大学時代にはギター片手に音楽活動に熱中し、後にインディーズレーベルからCDを出すほどだったのだとか。大学卒業後も本屋やパン屋、旅館の仲居等、興味の向くままに色々な仕事をしていたと言います。佐藤さんが僧侶になろうと思ったのは、20代半ば。僧籍を持っていた祖父が倒れたことをきっかけに、修行を始めたそうです。
佐藤さんには驚きの決め台詞があります。「みんな出家したらいいのに」と。
初めて聞いた時には驚きましたが、佐藤さんの話に耳を傾け、人柄に触れていると、この一言に込められた思いがひしひしと伝わってくるのです。
「私が出家する前は、本当に日々悩んでました。それが今では悩むことが無くなったんです。物事に対する捉え方や感覚が大きく変わったのだと思います。仏の教えを学ぶことは、本来そんなに特別なことではないのだと気づきました。悩みなく日々を送れるのは快適ですよ。だから、みんな出家したらいいのに(笑)」
そんな佐藤さんだからこそ、仏の教えを身近に感じてもらうための仕掛けづくりには余念がありません。輪になって順番に仏教聖典を読んだり、自分の心に向き合うワークシートを作ってみたり。参加したくなる企画が満載です。ここには、音楽活動をしていた頃の経験が活きていると言います。
「みんなと一緒に何かをしたり、そういう企画を考えたりするのはやっぱり楽しいですね。善通寺に来てもらうことも大事だけど、こちらから足を運ぶことも大事だと思ってます」
お遍路についてもお話をしてくれました。
「特に歩き遍路って、道を間違えてしまったら間違えたところまで戻らないといけないでしょ。これ、まさに人生の縮図だなって思います」
「でも、1,400kmもの行程を歩いて回るのは大変ですよね。そういう時には、善通寺の『お砂踏み道場』がオススメです。八十八ヶ所全ての札所を、しっかり踏みしめながら参拝できますよ」と、善通寺のアピールも忘れないところは、さすがです。
全てを包み込むような優しい笑顔と爽やかな人柄に、すっかり魅了されてしまいました。会いに行けるアイドルならぬ、会いに行けるお坊さんです。
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精巧に作られた仏像が並ぶ「お砂踏み道場」
チベット曼荼羅の前で案内をする佐藤さん
広い境内の中にそっと置かれた置物
得意のギターを片手に、楽しい企画を考えます
境内の外には昔ながらの商店街が
善通寺には毎日多くのお遍路さんが訪れます
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