宍戸 栄徳ししど はるのり
対応エリア:
香川,愛媛,徳島,高知
- 生年
- 1947年
- 出身
- 京都府
- 所属
- NPO法人遍路とおもてなしのネットワーク事務局長
- 経歴
- 香川大学経済学部教授→香川大学大学院地域マネジメント研究科教授→退職後、NPO法人の事務局長に
- 資格
- ー
- ガイド内容
- 四国遍路(外国人対応可)
- 対応フィールド
- 四国遍路
- 対応シーズン
- オールシーズン(要相談)
- お客様へ一言
- 今の時代ですから、インターネットで事前に調べてある程度の事は予測して来られるのでしょうけど、それでもやっぱり来てみないと分からないことがたくさんあります。百聞は一見に如かず。四国を歩きながら日本の文化や歴史を体感して欲しいです。
最近は、海外から四国を訪れ、歩いてお遍路をする外国人が増えてきました。言葉も文化も違う土地で1ヶ月以上も旅をするというのは、多少なりとも不安はつきもの。そんな外国人お遍路さんの心強い味方になっているのが宍戸さんです。
スペインに「サンティアゴ巡礼」と呼ばれる、キリスト教の聖地を目指す巡礼の旅があります。
宍戸さんが大学の教員だった頃、研究も兼ねてサンティアゴ巡礼に初めて訪れたそうです。その後、同じ巡礼旅ということで、サンティアゴ巡礼と四国遍路の関係が強まり、同僚とのご縁もあって、退職前後から四国遍路に関わるようになりました。
宍戸さんが外国人にお遍路を案内するようになったのは、あるフランス人女性との出会いがきっかけだったと言います。2013年夏、一人のフランス人女性から「お遍路をしたい」と宍戸さんに連絡があり、遍路の最初の一日を一緒に歩きながら遍路の仕方を教わり、八十八ヶ所を無事に結願します。
その女性が帰国後、2年経った2015年夏、四国遍路の旅の記録を本にして出版したところ、フランスで瞬く間にベストセラーとなり、本を読んだ外国人からの問い合わせが増えたそうです。今では英語でのメールのやり取りも、すっかり日常になりました。
海外からの歩き遍路さんのほとんどは、約2ヵ月ほどの長期休暇を取って四国に来ます。宍戸さんは、四国八十八ヶ所霊場第1番札所霊山寺~第6番札所安楽寺くらいまでを一緒に歩き、その間に参拝の作法等の四国遍路の基本を身につけさせ、一旦別れます。その後、1ヶ月半ほどして香川県にたどり着いたお遍路さんと高松市内で再会し、また少し一緒に歩くのがよくあるパターンなんだとか。
「1ヶ月も四国を歩いていると、日本の文化にもすっかり馴染んでいい顔で帰って来るんですよ。特に、治安が良く安全というのは魅力のようで、女性が一人で歩き続けられる旅なんていうのは、世界中探してもそうそうないと思いますよ」と話してくれました。
遍路装束で歩いていると、外国人であっても地元住民が気軽に声をかけ、お接待をされることが多いそう。言葉の壁や文化の違いはあっても、気軽にコミュニケーションをとれるのは四国遍路ならでは。人の温かみや優しさに触れる経験がお遍路さんの心を掴み、「また四国に来たい」と思う大きな動機になっているのでしょう。
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ベストセラーとなったお遍路の記録。日本語訳も出版されています
山頂から四国の風景を堪能
歩き遍路を結願すると、NPO法人遍路とおもてなしのネットワークから遍路大使任命書がもらえます
サンティアゴ巡礼途中にある「歓喜の丘」
地図を前に四国遍路の説明をする宍戸さん
香川県の屋島でお遍路さんと再会します
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