櫻木 洋次郎さくらぎ ようじろう
対応エリア:
香川,愛媛,徳島,高知
- 生年
- 1966年
- 出身
- 徳島県
- 所属
- 株式会社アトリエ香川(一期一会の会)
- 経歴
- 頻繁に訪れていた四国霊場第2番札所極楽寺の住職の奥さんに勧められ、40歳で先達になる
- 資格
- 四国八十八ヶ所霊場会公認大先達
- ガイド内容
- 四国八十八ヶ所霊場巡礼
- 対応フィールド
- 四国霊場
- 対応シーズン
- オールシーズン
- お客様へ一言
- 空海の言葉を知れば知るほど、いかに人間味のある魅力的な人だったかと実感します。ガイドブックや教科書では伝えきれない空海の真の姿が、ここにあります。四国を訪れた人だけが分かるこの感覚を是非味わってみてください。
櫻木さんの弘法大師空海への思いは「お遍路や空海が好き」などという「好き」の一言では到底片付けられない熱い思いを感じます。
櫻木さんが空海と出会ったのは15歳の時。たまたま手に取った空海に関する本を読み、「この教えは仏教というよりも、生き方そのものの教えだな」と思ったのだとか。15歳の櫻木少年は、そこから真言密教の教えに魅了されていきます。19歳で運転免許を取得した時も、一番に行きたいと思ったのは高野山の奥の院でした。それ以降、大先達となった今でも、月に2~3回は真言密教の聖地高野山へ足を運ぶそうです。
櫻木さんの案内は、いわゆる観光案内とは一線を画しています。移動中のバスの車内で語られるのは、空海の一代記。それを何の資料も見ずに、スラスラと語るというのだから驚きです。
書籍で読み蓄えた知識はもちろんのこと、四国霊場や高野山で自分で感じたり、たくさんの僧侶から聞いた情報を盛り込みながらのお話は興味深いものばかり。その語り口は、空海の教えがそのまま湧き水のように櫻木さんの口をついて出てくるようです。
空海は、天皇家との縁も深いと言われた方。そのため、時には日本の神話に関連するお話をすることもあります。
櫻木さんの話に耳を傾けながら「空海は四国という地をどのように見ていたのだろう」と思いにふけるのも、また一興です。
「お遍路は、現代においても修行だ」と櫻木さんは断言します。「特に夏のお遍路はまさに命がけです。最近はバスでまわる方も増えましたが、バスを降りたら札所の広い境内を歩いたり本堂まで階段を上がったりと、汗を流しながら参拝します。もちろん、礼儀としてお作法も守っていただきたい。これを修行と言わず、なんと言いましょうか」と。
ただし、辛いことばかりではなく、人との出会いなど楽しいことも多くあると言います。
「お遍路は修行であり、人生そのものなんですよ」と、やさしく微笑んでくれました。
辛くても苦しくても、一歩ずつ確かに前に進んでいく。
今日も目の前には、白衣を纏った櫻木さんの姿があります。何と心強いことでしょうか。
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100回以上お遍路を回ったことを示す錦の納札
四国八十八カ所霊場 第2番札所 極楽寺
金の刺繍が美しい真っ白な白衣
出会ったお遍路さんにお作法をお話することも
お寺の石段も、天候や季節によっては修行の場に
共にめぐる巡礼用品もしっかり揃えて
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