内田 一成うちだ いっせい
対応エリア:
香川
- 生年
- 1961年
- 出身
- 茨城県
- 所属
- 聖地観光研究所
- 経歴
- 学生時代にオフロードバイクに目覚め、自然に触れるうちに人間の自然観や科学に興味を持ち、現在も各地で研究を続けている
- 資格
- TMCA公認ツリーイングインストラクター
- ガイド内容
- 四国霊場・遍路道案内(レイラインハンティング、アウトドアスポーツ)
- 対応フィールド
- 四国霊場(主に香川県内)
- 対応シーズン
- オールシーズン
- お客様へ一言
- 五感で感じたことを頼りに、その感覚のルーツを、歴史や科学に照らし合わせながら探っていく。謎解き的な楽しさがあり、四国という地をより深く見聞することができます。まずは自然の中に飛び込んでみましょう。
例えば・・・四国内に点在するお寺や神社が、ある一定の法則に基づいて場所どりをされているのだとしたら。しかも、その参道の伸びる方向や、建物の向きにも意味があるのだとしたら。そんなロマンあふれる研究をしているのがレイラインハンターの内田さんです。
近年、四国霊場はお遍路さんだけでなく、「聖地」や「パワースポット」としても若い人たちを中心に人気になりつつあります。聖地やパワースポットというと、スピリチュアルで空想の世界のようなイメージが先行しがちですが、内田さんは「歴史や自然との関係性が深く、根拠立てて説明できる事象ばかり」だと言います。
内田さんが自然の持つ不思議な魅力に興味を持ったのは大学生の頃。ある場所に仲間と登山に出掛けた時のことでした。その時に、言葉ではなかなか説明のつかない、場所の持つ力のようなものを感じました。その感覚はどこからくるのか?なにか意味があるのか?と思い始め、文献などを元に研究を始めたそうです。調べれば調べるほど、史実や自然が深く関係しあって特別な力を持つ場所があることが分かってきたのだとか。
例えば、四国霊場のお堂や参道の向きも、夏至や冬至、春分や秋分の太陽の方向を意識した配置が多く存在します。日を選んで霊場を参拝すれば、お堂越しに沈む太陽や、参道の先から昇ってくる朝日を見ることができます。
「昔の人は、現代人よりも感覚的にもっと自然に近い所で生きていたのでしょう。太陽の位置から方角を捉えたり、星の並びから正確な位置情報を割り出したり。昔の人の『当たり前』だった感覚が、時代を経て『ナゾ』になってきただけなのでしょうね」
また、内田さんには研究者の顔だけでなく、アウトドアのプロフェッショナルとしての一面も。
10代の頃に山とオフロードバイクに目覚め、各地のロードレースに参加したり、その後現在まで『ツーリングマップル中部北陸』(昭文社)の取材・著者を20年以上務めています。もちろん、四国の山道も何度も走ったそうです。知識も経験も豊富な内田さんと、「遍路道をツーリング」なんて、バイク好きにはたまらないでしょう。
四国というフィールドで、五感を研ぎ澄まし、史実を知り、更にはアウトドア的にも楽しむ。内田さんとなら、フィーリングとアカデミックとフィジカルの3方向からアプローチする新感覚の旅ができそうです。
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境内の置物ひとつにも歴史的背景があります
内田さんのスマホを思わずのぞき込みます
境内の奥で電磁波を発する巨石が発見されることも
今はスマホで方角確認も簡単に。第78番札所「郷照寺」で本堂の向きを確認中
山や太陽の位置関係を分かりやすく図解をすることも
境内の説明書きもしっかり読めば、歴史を知るきっかけに
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